4.春葬
作詞:ARIKA TAKARANO
作曲:MIKIYA KATAKURA
どれほど艶やかに
咲く花よりも
甘やかに散るのは
君を恋うる
私の胸の血でしょう
とじた瞼の闇まで
紅ゐに染めあげ
薄墨けむるこの世を
埋めてゆくでしょう
葬ってください
私を
春のこの日に
無垢ほど残酷な
微笑みはない
やさしい君を知る
そのたび
愛は馨しく患う
どうか
初めて出逢った
時間を絵のように
綺麗に閉じ込めたまま
思い出せる夜に
葬ってください
満開の
桜の下に
失いかけたもの
呼び戻しても
慰みの亡霊
しづかな骨
腕のなかで崩れる
君を抱きしめた刻に
帰ってゆけるなら
これから生きるすべての
日々など捨てましょう
伏せた瞼の闇まで
紅ゐに染めあげ
薄墨けむる私の
この世を浄めましょう
葬ってください
君の手で
春のこの日に
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